コミックマーケット56 事後談
朝起きたら10時でございました（笑）。
まあ、今日は特別廻るところはないやと、のんびりトコトコ出かけます。「ゆりかもめ」に乗るのは手間取ったものの、会場にはまったく並ばずに、そのまんま歩いて入場できました。
あいにくの曇り空のお陰で、会場内はとっても過ごしやすい気温（勿論、暑いのは確かなんですけど、私みたいに野外で天日にサラされて、ミリン干し状態で日頃仕事している人間にとっては、天国に近いっす）。あまり廻る所も無かったので、さっさか廻ってみました。
まずは、湖川みさきさんの所。新刊を含めて、２冊置いてありました。片方は何かのアンゾロジーのような感じだったんですけど、パラパラ読んでみると、元ネタわからなくても、充分楽しめそうなレベルの本でしたので、500円という価格でしたし、御購入。
その次は、越智喜彦さんの所。1997年刊の古い本だけでしたが（あ、小さな画集みたいのもあったが、手に取らなかった）、改めて読んでみると（実は今まで、コミックはあまり読んだこと無かったのだ。食わず嫌い？）、結構いけるですね。隣りに、「あじす・あべば」氏（笑）が挿し絵を描いた18禁小説なぞも置いてありました。
で、つぶらひでともさんの所へ行ってみました。３冊ほど買って、読んでたら、「ＡＸ」連載の作品、９月売り分であの小冊子が終わってしまうそうなので、お終いとか・・・。ああ、本１冊になるほどにはならなかったかも・・・。しくしく。
あと、広江礼威さんの「TEX-MEX」に寄ると、なんと＜完売＞の御文字が・・・。完売なんてしないと踏んでいたので、ちょっとショックでした。15日に限定で100部出すというけど、とても手に入れることは不可能だろうな〜。
まあ、本日のメインは、田中雅人=南京まーちゃんさんの所であったので、一通り（といっても、上記のだけですけど）回った後、そちらのブースへ行きました。本を並べたちょっと横を見ると・・・？ 脇に『orieさん、WestRiverさん、田中雅人は奥に座ってます』などという小さなメモが置いてありました。そういうのって初めてなもんで、ちょっと焦っちゃいましたが、勇気を出して（いや、ホントに要るんです。結構人見知りするので）、「あの〜、田中さんはどちらに？と、売り子さんに伺うと、後ろからひょこっと田中さんが顔を出してくれまして、中へ（笑）招待されてしまいました。
ちょっと暇だったらしく、いろいろな話をしてくれましたね。なかなか面白かったです。某担当者が、３日間でコミケ全制覇するんだ！といってる話とか（最近は、アダルト系でも女性の作者の進出が増え、男性作家は逆に追いやられているんだそうです。これは、女性の方が「根性があるから」なんだそうですが（笑）。で、その新人”女性”作家の発掘だとかいう話です。なんだかな〜）。パソコンの話とか（ああ・・・それに切り替わると、私は思いっきりしゃべりまくるんで、大変御迷惑かけました・・・。ふと我に返ると、「ああ！しゃべりすぎた」と自己嫌悪してしまいます）。
そのうち、orieさんも来て、なんか今朝遭った「交通事故」の話などにも・・・。何でもワンボックスと接触してしまったとか（相手がほぼ悪いんですが）。 で、ちゃんと落ちが付いてたそうで・・・。それは御本人のページの日記で触れられるかもしれませんけど、警察呼んで、事故証明貰っているときの会話が「名前は？」「田中雅人です。」「職業は？」「マンガ家です。」「これペンネームですか？」「いや、本名で描いてます」「私、単行本持ってます」・・・とゆーよーな流れだったんですが、オチは恐縮していた相手のオバサンが、マンガ家と聞いて「本屋とか行ったら、売ってます？」と聞いたら、すかさず警官が、「いや、マイナーだから無いでしょ」と言ったとか・・・。
う〜ん、私は笑っていいところなのか、どーすればいいのか、とってもリアクションに困ってしまいましたが（いやマジで）、きっと御本人が、どっかにオマケ漫画で描いてくれるでしょう（ホントか？）。
結構、１時間以上も長居をしてしまったので、適当なところで、お暇することにしました。
あ、ちなみに、マンガ家の人に単行本持っていって、「サイン下さい」などと言ったのは、実は＜生まれて初めて＞なのです（笑）。突然でスイマセンでした。「下書きしないとデッサン狂う」というので、お預けして、後ほどどこかで落ち合って受け取るという事になりました。またお話出来るな〜、などという目論見もあったりして（スイマセン・・・）。
さて、結構すいてたので、行ったこともないし、「企業ブースへ行ってみるべ」と行ってみました。
外から行くと、外側には「コスプレ広場」というのがあります。コスプレした人が居る、というよりは、「撮影会状態」になっています。まあ、あちらコチラでポーズを決めては、一人、あるいは集団でコスプレで写真を撮っています。なんか聞くと異様に感じるかもしれませんが、やってる人はともかく、なんだか凄いですよ。
男性だからこう見てしまうのかもしれませんけど、とにかく広い面積取って、何人もがバシャバシャ写真撮っているような女性の方は、もうビックリするくらい”スタイル”が良いです。ポーズも決まっているというか、もうプロのモデルと変わらないんじゃないかと思います。 プロには特になる気はなくても、こういう場所でそれなりに格好いい衣装を着て、沢山のカメラマンの注目を集めるというのは、何だか結構、気持ちいいんじゃないんでしょうか？
それとともに、撮る方も、これだけ質の良い”モデルさん”が沢山いたら、もう涙モノでしょうね。不純な意味ではなく。もうプロ並みにポーズを決めてくれるんですから、あとは撮影するだけ。しかも、見た限りはピンキリではあるかもしれませんけど、質の良い方も多い。
一昔前の、「なりきり」とかそういうレベルでの、「楽しむコスプレ」から、「魅せるコスプレ」に、大きく様変わりしているんじゃないかな、という気が、結構する気がします。改めて、10年前と比べると・・・（10年前は、ラムちゃんのコスプレは多かったが、今のようにスタイルの良い方は、あんましいなかった（こらこら））。
企業ブースですが、なんだかトレカと、テレホンカードなど、他にも色々売ってはいましたが、「小さな高額商品」が妙に多いな〜、という印象を受けました。というか、あれは結構＜稼ぎ頭＞なんじゃないかな？ 特別に欲しいな、というモノが無かったので、一回りしてお終いになってしまいました。 ・・・全然レポートになってないな・・・。
とにかく、レアモノというのがありますが、これがあとで数千〜数万円で取り引きされるのかな〜などと、勘ぐってみたりして。
一通り回ったあとで、４時ちょっと前に、上がることにしました。
で、帰りに時間があいているので、秋葉原に寄ることにしました。ちょっと部品を買いたいモノが丁度あったのもあり。
で、ついでだと思って「K-BOOKS」に寄ったんですけど・・・。まあ本は必要なのが丁度あったのでいいんですが、ショーケースに、ちょっと高額な同人誌が並べてあるコーナーがあるのですけど、そこに＜本日発売の同人誌＞が並んでいる（爆！爆！爆！爆！）。 勿論、何時間も並ばないと買えないような本です（私は買ってませんけど）。売り切れちゃって、買えなかった人も多かったんでしょうね・・・。多分、売値の倍位ではあると思いますが。
田中さんとも話してたんですが、その同人誌作っている人が、そういうところで見ると「・・・この値段で売れるなら、オレがこの値段で売りたい」と言ってたとか。そりゃそうでしょう。まあ、値段付けるのは描いた本人でなく、古本屋ですけどね。それで買っていく人が居るのも事実ですが、まあ4000円超えると、さすがにあまり動かなくはなりますんで、あまり気にしない方がいいとか）。※もうちょっと裏話もあるけど、それは危なそうなので割愛。
けど、とにかく「当日並んでいる」っていうのは、もうほぼ確実に＜売るために買っていった＞としか言いようがないわけですね。「いや、呼んだら面白くなかったから売ったんだろう」なんて思う人は、まあまず居ないと思いますが。
・・・それ考えると、一人で何冊も買っていく人って、ちょっともう「他の人の事なんて考えてないだろう」状態ですね。一応、個人的に許せる範囲は、何人かでチーム作って、それぞれ確保しあって時間の節約をする、という方法ですね。私は、２時間も行列する事を考えれば、それは＜自分たちの分として買うなら＞許せる範疇かな、と思います。
が、そうでないのは・・・。なんか、とってもイヤですね。そういう人々が居るために、本が手に入らない人が出てくるなんて、非常にやりきれないモノがあると思います。
古本屋は責めませんけど・・・。そういう値段付けても、買っていく人はいるから、やはりそういう値段に応じた買い取りが必要ですし、それが当日だからって、お断りする理由はありませんから・・・。
けど、最後の最後が、何だか納得できない１日でした・・・。