菅野博之
| 単行本によると、デビュー作で”菅野博”、その後”菅野博士”で連載を開始し、「地球防衛企業ダイ・ガード」で、”菅野博之”に改名したとのことです。ちなみに読み方は全部”かんのひろし”でいいそうな。 非常にシンプルな描線でいながら、動きのある絵なんですね。とにかく躍動感に満ちているというか、とても＜元気＞なキャラクターが、紙の中を飛び交うような、そんな感じの気持ちのいい絵柄が特徴でしょうか。 絵柄だけではなく、とにかく元気に飛び跳ね、ある時は意気消沈し、とにかくキャラクターが活き活きと描かれていきます。 原作付きも結構ありますけど、そういう場合でも、その綺麗な描線と動きのある絵、そして魅力的なキャラクターは健在で、原作を活かした上に、菅野博之らしさをプラスした、生きのいい作品に仕上がっていきます。 物語自体も、最初はコメディータッチで始まっても、後半になればなるほど多少シリアスになって、スケールも大きくなって盛り上がる、という無難なパターンを踏襲しています。 奇抜なものが好きな人には、物足りないかもしれませんが、結構楽しめる作品が多いですね。 |
■■ 作品紹介 ■■
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「天晴れカッポーレ」 全2巻 (1992〜1993) 徳間書店