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　皆川亮二

　原作付きの作品が多いですが（ARMSも、原案協力してた方が居るようです）、とにかく「特殊部隊」と、その「戦闘＝肉弾戦」を描かせたら、右に出るものは居ないかも。戦争というと戦車やら戦闘機やら、そういうものの方が良く出てきますが、とにかくこの人は徹底的に「人間兵器」を描きます。そして、それが非常にリアリティーがあり、また演出も非常に上手い。

　人間ドラマは原作に任せる分、演出に集中してるんだろうなと思うんですが、とにかくこの「演出」に関しては、非常に上手いと思います。

　現在の、連載継続中！。
　
Banner 　アーカム財団　五月雨支部
　こちらは、皆川亮二作品全部を扱ってるファンページです。内容的にはネタバレがありますので、読んでいない人は注意。掲示板や人気投票、ＭＬの案内あり。


■■　作品紹介　■■


「スプリガン」　全11巻　　(1991〜1996)　小学館

　　B6　 　たかしげ宙原作。
　表紙だけみてしまうと、いわゆる戦闘ものというか、コマンドものという印象です（私もそうでした）。
　で、中身はまさにそうなんですが（笑）、その戦闘というのが、「失われし太古の超科学力」を巡って、行われている所が、ひと味違います。
　その＜古代遺跡＝オーパーツ（非常に高度な科学力が当時無ければ、説明が付かない物体の総称）＞に秘められたスーパーパワー、地球規模の異変を誘発してしまうほどの超スペクタクル、世界中の軍隊が、秘宝を巡って争い、正義の味方と思っていたアーカム財団も・・・。
　とにかくこの物語は、非常に多様な要素を全て内包した、アクション作品というよりは＜大スペクタクル＞といっても過言ではない物語です。
　アニメ化も「誰が作るのか」で、かなり揉めたようですが、大友克洋のアレンジなら、それなりに楽しめるものが出来そうです。原作に忠実になる必要は無いと思いますけどね。


「ＫＹＯ」　全１巻　（1996）　小学館

　　B6 　たかしげ宙原作。天才少年が、科学的根拠から次々と犯罪のトリックを暴いていく。そのサポートに、体術に熟練した刑事がつくわけだが、なかなかその顔を表に出さない「ぼんくら役」を演じている・・・。
　なんともまあ、この作品が小学６年生だかに連載されていたというのが、信じられん・・・。面白いものを読めるようになったんですね〜、最近の小学生は。


「ARMS」　1〜17巻　（1997〜2001)　小学館

　　B6 　知らないうちに体に「ナノマシン＝ARMS」を移植されていた少年達の、秘密の探求と苦悩、そして挫折・・・。
　ドラマの構成は、サスペンス調に進んでいきます。そして盛り上がるところは、もの凄い盛り上がり方になります。
　スプリガンの"特殊部隊"ノリも、しっかり引き継がれてますが、とにかくドラマとして"魅せよう”という所が、アプローチとしては少し違っているかも。


　

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