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　中津賢也

　最初期の作品「にゅうたあHERO」からファンになってしまったという、思い入れの非常に深い人なのです。物語自体はそんなに奥の深いストーリーはないんですが（こらこら）、妙なおとぼけや「どうやったら思いつくのだろう」というくらい、インパクトのものすごい強い（としか表現できない）ちょい出役のキャラが大好きです。何よりも女性キャラが一番気に入ってますが。

　現在、Young　Kingにて連載中。

■■　作品紹介　■■

「ふぁいてぃんぐスイーパー」　全３巻　(1985～1988)　　小学館
	初の単行本！　本当は２巻までで終わっていたのだが、その後、幾つかの短編や読み切りを含めた３巻が出ていた（ノーチェックであった・・・）。　小学館はこのように、たま～に忘れた頃に続巻を出すので、買いそびれたときには探すのがとても大変である（陸軍中野予備校もしかり）。
「黄門地獄編」　全２巻　(1986）　小学館
	水戸黄門のパロディーといえばパロディーだが、際限なく痛めつけあう助さん、角さんが微笑ましい・・・。阿修羅王から何から色々出てきて、結構面白い作品です（なんかオチが無い気もするけど）。
「徳川生徒会」　全２巻　(1987～1988)　小学館
	結構ノリの良い作品でした。何よりも生徒会長の徳川君が「無敵」で一人勝ちしていて凄い。これはすぐにでも続きが描けますね（実際あったらしいのだが、単行本未収録手間だ読んでいません）。
「ちぇりーげいる金」　全２巻　(1989～1991)　角川書店
	遠山の金さん女性版。　セーラー服脱いで、すぐブラジャー姿に臆面もなくなってしまう"さえも"の強さが光る（けどよく考えたら何考えてんだろな～。この女性（ひと）は）。　ちなみに、"さえも"と上記の「徳川」が絡む（一方的に「徳川君」の勝ち！）読み切りが存在するらしいが、私はまだ見ていない。いつ頃日の目を見るのだろう？
「てっぺー参上」　全１巻　(1989)　角川書店
	短編集です。中津賢也にしては、ちょっと毛色の変わった、青年向けの作品も納められています（ああ、美しい・・・？）。
「めたもる伊助」　１～２巻　(1990)　角川書店
	唯一完結していない宙ぶらりん作品。　以前に描いていた読み切りを何度も手直ししての連載だから、それなりに思い入れもあるはずなのに・・・打ち切りとは。　書き下ろしでもいいから何とかしてくれ～！
「Ｇｏｄ」　全１巻　(1992)　少年画報社
	１巻分のお話だが、桃色サパスに通じる何かを感じさせる作品ですね。ちょっと中途半端で打ち切られた感じだけれど・・・。古本屋でもなかなか見つからないんですね。これ（大きいところへ行くとあるけど）。
「桃色サパス」　全11巻　(1993～1997)　少年画報社
	殆どすべての作品が「２巻」までしか出ないという、作者のジンクスを破った初の作品！（あ、"ふぁいてぃんぐスイーパー"があるか）　これでなんとなく作風というか、そういうものが完全に確立された感じがあります。　最後の最後には、ちょっとストーリー的な無理はあったものの、ま、ハッピーエンドもいいか、ということで。
「ふぁいてぃんぐスイーパー」（愛蔵本）　全２巻　(1996)　少年画報社
	復刻版。　「ふぁいてぃんぐスイーパー」３巻に入っていない、お掃除シリーズの新作も入っていますんで、やっぱし買うしかないですな～。　あ、３巻に入っていた短編すべてが入っているわけでもないですので、それもそれで買わにゃあいかんですなあ～。
「妖怪仕置人」　１～8巻　(1997～2001)　少年画報社
	何度となくこういう妖怪もののストーリーを描いてきてるだけに（妖怪"じみた"人間も含みますが）、適度なギャグとお色気を入れながら、だんだんと話が展開していく様は、結構期待させてくれてます。　２巻になって、新キャラも加わり、落語的なボケと突っ込み、破壊的なドタバタが帰ってきました！