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 奥瀬サキ

 昔は「奥瀬早紀」だったんですが、私の知らないうちに「カタカナ」になっていました。

 なんだか1年ぶりに出た「コックリさんが通る」の2巻が、思った以上に売れているとか。「筆が遅いけど、待ち望まれている作家」に位置づけられてしまったみたいですね。 こいつは現在も連載中

 「低俗霊狩り」の頃から好きな作家でしたが、新書館で出ていた2冊はチェック漏れしてまして、最近買いました。 なんだか、これらの続きがなかなか出なくって、寂しいです。
GUILLOTINE★CHAINSOW
 奥瀬サキ氏 御本人のページ。過去の作品のその後など、結構ファンには興味津々なネタが多数織り込まれています。表紙のカラーが何ともいえない、妖しい雰囲気を醸し出しています。

Saki Okuse Page
 Ashuterさんのページ内の、Favorite Authoursの中にあります。年代を追いながら、画風や切り口など、少ない言葉で的確に、冷静に分析されていますね。結構スルドイし、落ち着いて「観察」されてます。


 作品紹介 


「低俗霊狩り」 1〜3巻 (1986〜1993) 白泉社

  B6   「本気で痛いぜ ジャングルブーツ」のフレーズが好きで、ジャングルブーツを危うく買いそうになりました(なんだそれは)。
 いわゆる除霊ものですが、「低俗霊」と限定しているあたありから、この作品のテイストが伝わってきます。低俗です。けど、安物の除霊ものとはひと味違います。
 しかし、「自動人形」の続きは描いてほしいぞこらあ!描きおろしででも!


「火炎魔人」 全1巻 (1987) 白泉社

  B6   シリアスものです。何だか狼男やらドラキュラやら、雑多に出て参ります。オカルトというか何というか、「低俗霊狩り」とはまた違った味です。何よりも、主人公が謎のヒト、ていうところがいいのです。
 一応続編はあるものの、純粋な続き物をもう少し読んでみたい作品です。


「支配者の黄昏」 全1巻 (1991) 新書館

  A5  「火炎魔人」の続編というか、唐突に話が始まっています。
 続編には違いありませんが、なんかちょっと辛気くさい感じの、さらにオカルトっぽい雰囲気になっています。
 近未来SFの様な雰囲気もあり、アクションも結構豊富。「火炎魔人」からは、かなり違うイメージを受ける作品です。
 実は最近、アニメ化されました(なぜ7年も経って・・・?)


「月の夜 星の空」 全1巻 (1992) 新書館

  A5  短編集です。何だかラブコメみたいな作品まで載っています(うんうん、こういう作品も描けるのかあ、という感じです)。ほんとに色々なジャンルの作品がちりばめられています。


「コックリさんが通る 1〜3巻 (1996〜2000) 小学館

  B6   これがこれが。結構人気があるというんでビックリ。1巻が出てから実に1年半近く、そんなブランクにもめげずに売れているとは・・・(それ以上に、その前のブランクが長いですよね。よく考えたら4年?)。

 今までとちょっと作風が変わった感じはあります。なんか「体力勝負!」「格闘技!」「ぶるせら!(?)」という感じで、絵柄もちょっとだけ変わりました(線が全体的に柔らかくなった感じがします(艶めかしいというか・・・)。

 正直に言えば、売れる要素は確かに持っている。その中に、今までの”味”も加味して、結構、ブレークし始めたかもしれません。ただ、恐らく月刊とかのペースでは、このクオリティーを維持できるかどうかは分からないので、また1年半、次巻を待つことになりそうです。が、楽しみです。


「フラワー」 1巻 (1999) スコラ

  A5


「夜刀の神使い」 1〜2巻 (2000〜2001) ソニー・マガジンズ

  B6  原作として


「低俗霊DAYDREAM」 1巻 (2001) 角川書店

  B6  原作として


 

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