田中圭一
| 劇画で４コマギャグ、という新ジャンルを切り開いた・・・かどうかは知りませんが、「ドクター秩父山」は復刊もしたし、いいです。 何がいいかって、 ３〜４ページに１回は、「全然笑えないギャグ」があるところがいい。 ブラックユーモアとゆーわけでもなく、 ただ単に笑えないだけという、 ショーもないところがいいんです。 今では貴重な「昆虫物語ピ−スケの冒険」も、ボケというかはすんげー情け無くっていいですよ〜。 一時期、姿が見えないと騒いでましたが、今は連載もあって、復活しています。 |
■■ 作品紹介 ■■
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一世を風靡した、劇画ギャグ４コマ。変形横長で、１ページ１話形式。大笑いできるのがあるかと思えば、なんか笑えない危ないのもあって、緩急があってなかなか宜しいです。 1997年に復刊されました。江口寿史との巻末の対談で、「ミュージシャンはアンコールしても喜ばれるけど、漫画家は同じネタやってはダメというのは不公平」とゆーような事を言っていたのが印象的。でも漫画家でも・・・（以下略）。 P.S 何故かビデオ２巻とも持ってたりして・・・。近所のレンタル屋で投げ売りしていたので買ってしまった・・・。 |
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いやあの・・・。少年サンデーで、こんな作品を載せてしまって良かったんでしょうか？ 完全に切れまくってます。傑作・・・なのか？ 昆虫の着ぐるみ着て、なんか学芸会の演劇のようなヘンテコな世界で、とても恥ずかしい（??）大冒険が展開されていきます。 １巻で終わったのも、読みゃあわかりますが、けどちょっと勿体なかったかも（といって、続いていても、あんまし救いはないぜ）。 私は個人的にとっても好きです。こういうノリは。 |
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何を考えたのか、秩父山の続編が出てしまった・・・。 ちょっと昔のアングラな雰囲気が無くなって、イヤらしいというよりも、さらに切れまくった内容に変身（？）しているよーな・・・。 ちょっとストーリー的な説明っぽい話と、ワンパターンに近い感じの、しつこいネタが増えた気がするけど（でも、前もそうか？）、なんだかんだ、やっぱし「秩父山」である。 しかし・・・。ここまで徹底してカバーで遊ぶとは・・・。これ以上遊んでいる本は、少なくとも見たこと無い（それだけでも見る価値がある？？？） |
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表紙＆カバーを見てしまうと、もーそれだけで「吹っ切れとるな〜」というのが判ります。 現在連載中の作品もそうですけど、完全「お下劣」路線で行くつもりみたいですね。ただし、ドクター秩父山のような４コマに限定されていない分、かなりの自由度を手に入れたみたいです。 ４コマで無理してストーリーじみた事をするよりも、こっちの方がいいみたいですね。 |
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「ドクター秩父山」 全３巻 (198?〜199?)