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　新井理恵

　「X（ぺけ）」も６巻まで行って、好評・・・というのか何なのか。少年誌でも連載始めたし。シリアス画でギャグをやるというと、駒井悠に似てるかもしれない（あ、でもこっちの方が先か）。
　最近、特に"ふっきれた"作品を描くようになってきました。

　・・・ただし、結婚をするために引退する、という話です（連載ものは一通り終了か、休載）。中途半端な作品については、どうなってしまうのか・・・。連載しなくてもいいから、書き下ろしで決着して欲しい気も・・・。

■■　作品紹介　■■

「Ｘ　-ペケ-」　全７巻　（1991～1999）　小学館
	これが代表作になるんでしょうか？　少女漫画絵で４コマギャグをやるというパターン、どうも新鮮だったのか、結構人気がありますね～。上記の「Ｈ」よりはストレートなネタが少なくなり、ちょっとソフトになったかも。そのあたりでバランスがとれて、ブレークしたのかもしれません。　けど、ラストはちょっと暴走気味で終了してしまったかも・・・（汗）。
「新井理恵　傑作集　脳髄ジャングル」　全2巻　（1994～1996）　小学館
	枕に生まれ変わってしまった(?)悪夢を見せるのが仕事の"まくらくん"と、何の屈託もない少年との交流（なのか？）を描いた作品。なんだかなあ。　２巻では、まったく趣の違った展開になっているので注意。全然コンセプトも違うんで、「あれあれ？」と思っちゃうけど、まあ「外伝」みたいなもんだと思えばいいのかなあ？
「日常茶番事」　全１巻　（1995）　小学館
	各種短編や、ペケに掲載されていない４コマなどを集めた短編集。
「子供達をせめないで」　１巻～　（1996）　ソニーマガジンズ
	すぐに相手に「子供」を孕ませてしまう、空虚な心の高校生と、小学生の女の子の・・・純愛物語なのだろうか？　個人的には結構好きになってしまいました。　とにかく、心理的に頼りたい、けど世間体も・・・というあたりの葛藤がよく描かれています。けど、素直になるという簡単なことが、不器用でなかなか出来ないあたり、何とも切なくてよいです。続きはどうなるのかなあ・・・？（もうダメだろうかな）
「女類男族」　１巻～　（1998）　小学館
	いきなり「ちょっとＨ」路線から、完全にふっきれてしまった作品。いやー、これくらい「スッキリ(?)」ぶっ飛んでくれた方がいいですよ。この人は。”水を得たさかな”のような気がします。　まあ簡単に言ってしまえば「ラブコメ」なんですが、ちょっと"異常"とも思える三角関係に陥ってて、どれが正しい関係なのか、全然よく分からなくなってくるという、恐ろしい作品です(?)。　ただし、中途半端に投げ出された書こうになっている模様。
「ケイゾク/漫画」　全１巻　（2000）　角川書店
	原作、西荻弓絵。
「タカハシくん優柔不断」　全２巻　（2000～2001）　角川書店

「LOVELESS」　１巻～　（2001）　小学館

「うまんが」　１巻　（2001）　小学館