コミックドラゴン 1999年８月号
| ------------------------------------------------------------------ コミックドラゴン 1999年８月号 （７月９日発売） 富士見書房(540円) ------------------------------------------------------------------ 森山大輔 「クロノ・クルセイド」 いのうえ空 「リアルバウトハイスクール」 （雑賀礼史原作） 奥田ひとし 「陰陽探偵少女遊RANTO☆魔承録」（あかほりさとる原作） 角井陽一 「それゆけ宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」 伊藤勢 「モンスター・コレクション」 ひのきいでろう 「ＤＴエイトロン」 （原作：伊波正文） 天王寺きつね 「オルフィーナ」 奥田ひとし 「天地無用! 魎皇鬼」 井原裕士 「ドラゴンシーカー２」（後編） 紗夢猫 「FARCE！明智博士冒険記」 臣士れい 「超世奇譚 MAZE・爆裂時空」 田沼雄一郎 「獅子王メタルハート」 美夜川はじめ 「無酸素脳ファミリー」 ----------------------------------------------------------------- [次号掲載予定] 麻宮騎亜 「サイレントメビウス」（特別読み切り） 大森葵 「PHANTOM WIZARD」（新連載） 武林武士 「斬！BLADE」（前後編） [その他の次号以降の登場陣（短期集中連載or連載）] 花屋敷ぼたん 倉上淳士 伊藤洋行 阿部しのぶ ------------------------------------------------------------------ ■まずは掲載作品の前に、次号掲載予定あたりから。 大森葵氏の「PHANTOM WIZARD」は、某所から出ていて未完の「ソニック・ウイザード」の 続編という位置づけだそうです。けどこの作品、私はまだ読んでないけど、ホームページ 覗いてきたら、結構好みの絵柄と雰囲気でした。サガソ。 あとは、サイレントメビウスの特別読み切りは、アンプ隊員のその後ということ。多分遅れ ている11巻（8/1予定）のあと、12巻に載ることになるんでしょう。 ■「クロノクルセイド」は、実に着実に状況描写をこなしていきます。冗長ではないところが、 何とも憎いです。早く単行本に纏まらないだろうか・・・？まとめて読みたい気分 ■「リアルバウトハイスクール」は、看板に押し上げようという意図は分かるんです。わかるんです が、どこかこうしっくり来ないと言うか・・・（いや、作品が駄目とは言ってません）。これを柱に添える には、ちょっとパンチが弱すぎるので（雑誌の中で、浮いてる気がするんです・・・）、何ともかな。 面白くないとは思わないんですけど・・・。 ■「RANTO★魔承録」は、過去の話に遡り。原作がしっかりしてるだけに、こういう展開の仕方は やはり板に付いてるという感じ。しかし、２本もよく描くな・・・奥田さんは。 ■「ヤマモト・ヨーコ」は、なんだかワケワカラナイ世界に突入してるんですが・・・。本編の宇宙戦 はどうなっちゃったのでしょう？ 今回は、結構描き込みはしてありましたが、やはり人手不足の 模様（まあ、ガムに読み切り描いたりしてたから、先月は白かったのかな？）。 ■「モンスターコレクション」は、コメディーからシリアスへのめまぐるしい展開。「肩骨がゴリゴリ 言ってるー！」という、肩を突き刺されたときの台詞が、生々しいというか読んでて痛いくらい。 （ちなみに、この名セリフは、斬魔剣伝でも出てきたりしたのですが）。とにかく迫力と緩急が絡んで、 絶妙な演出といった感じです（しかし、扉絵のお姉さんと内容とのギャップが・・・）。 ■「DTエイトロン」は・・・。結構描けている方だと思いますが、構成とかストーリーの流れなどは、 ちょっとまだスムーズとはいきませんね。もう少し慣れるのには時間が要りそうな感じがします。 （オマケのページの説明ないと、やはり非常にわかりにくいですし） ■「オルフィーナ」は再開ですが、何とも意味深な展開から始まります。というか、オルフィーナ＝ ファーナの正体が、かなり輪郭がくっきりしてきた感じ。そして、オルフィーナとシスンの仲違いも、 本格的になり・・・。平行していろいろな事象が進んでいきます。それを混乱させずに描いて読ませる 技は、やはり感服もの。 ■「天地無用」は、長編シリーズへ突入。多分単行本１冊分くらいになるんじゃないでしょうか？ ■「ドラゴン・シーカー２」は、なかなか楽しめました。言っちゃ何ですけど、やはりボンテージ＆パンチラ お姉さんの御活躍は、狙ってるとはいえ、なんだかちょっと惹かれてしまいます（あ、罠に填った）。 シリーズものとして、どんどん描いて欲しいモノです。キャラも決まったことだし。結構チビドラゴンが いい味だしてます。 ■「FARCE！」は、なんだか唐突にお引っ越しとなり、主要サブキャラが出てこなくなる事に・・・。 いったいどういう展開するんでしょう？（終わるには唐突すぎるし、ちょっと考えている・・・が、なんか 不安になってきたぞ）。 ■「メイズ」は、かなりラスト近い架橋に差し掛かってます。今年いっぱいで決着が付くんじゃないでしょ うか。今回のは、そこそこ描き込まれてはいましたが。 ■「獅子王メタルハート」。なんか打ち切りという感じにはなったものの、結構豪快なラストを迎えました。 この物語があまり破綻しないで、グワっと決着が付けられるあたり、やはり力のある作家さんなんだな、 という気がとてもします・・・。潔いところも、ちょっと惚れ直してしまった。次回作に期待ですね。 ■そして、「無酸素脳ファミリー」も終了・・・。ハチャメチャなお話でしたが、なんかこうして終わってしまう と、寂しい感じがします・・・。というか、クマタローが終わってから、唯一残ってたギャグ系作品でしたか らね。やはり、さしみのつまではありませんが、こういうギャグは１作品は雑誌に欲しいところです。 ■■■来月以降、大きく入れ替わりがあることは、はっきりしてきました。はてして、どういう事になるか。 新しく看板背負って行けそうなのって、やっぱり大森さんなのでしょうか？？ どういう作品なのか、また 続きということで、どういうスタートを切ろうとするのか、ちょっと楽しみにしておきませう。 |
