コミックドラゴン 1999年９月号
| ------------------------------------------------------------ コミックドラゴン 1999年９月号 （８月９日発売） 富士見書房(540円) ------------------------------------------------------------ |
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| 作者名 | 作品名 | 備考 |
| 大森葵 | PHANTOM WIZARD | 新連載 |
| いのうえ空 | リアルバウトハイスクール | 雑賀礼史原作 |
| 天王寺きつね | オルフィーナ | |
| 森山大輔 | クロノ・クルセイド | |
| 奥田ひとし | 陰陽探偵少女遊RANTO☆魔承録 | あかほりさとる原作 |
| 武林武士 | 斬！BLADE （前編） | |
| 麻宮騎亜 | サイレントメビウス 〜その後のAMPは〜 | 特別読み切り |
| 伊藤勢 | モンスター・コレクション | |
| 角井陽一 | それゆけ宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ | 最終回 |
| ひのきいでろう | ＤＴエイトロン | 原作：伊波正文 |
| 奥田ひとし | 天地無用! 魎皇鬼 | |
| 紗夢猫 | FARCE！ちゃん | |
| KAZUMI | 新旧魔法大作戦 | 読み切り |
| 臣士れい | 超世奇譚 MAZE・爆裂時空 | |
| [次号掲載予定] |
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| 伊藤洋行 | クォーター・ゼロ（仮） | 新連載 |
| 花屋敷ぼたん | ＸＹＺ 〜仮想空間のパンドラ〜 | 新連載 |
| 倉上淳士 | バグアル 〜翼持つ王〜 | 新連載 |
| [11号より掲載] |
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| 阿部しのぶ | （タイトル未定） | |
| ■まずは、来月の話になりますが、倉上淳士が登場です。なんだか、ちょっとお色気も交えての冒険活劇らしいです（・・・なんか色が違うなと思うのは私だけでしょうか・・・）。その他、伊藤洋行も新連載開始します。花屋敷ぼたん氏は、ロリ系の作品を描いていた方らしい。 ちょっと大暮維人ブームに、辺に載ろうとしているようなラインアップのような・・・。まあいいか。 再来月連載の、阿部しのぶ氏にちょっと期待してたりします〜。 ■とりあえずの新連載の「PHANTOM WIZARD」。カラーページを３枚使っての、「ソニック・ウイザード」の解説が入っています。結構気合いが入ってますね。第１話目は、どうやら主要キャラの出てこない、プロローグ的な入り方をしています。さて、あまり長引かすのも何ですし、どうアプローチしてくるか。 ■「リアルバウト」は、正直言うと何でピンナップが付くほど人気があるのか、今ひとつワカラナイ気がするのは、私だけでしょうか・・・。確かに格闘モノはそれなりのシェアがあるわけですが、主人公達の性格が今ひとつぼんやりしているような感じがして、悪い作品ではないんですけど、ちょっと持ち上げ方が変な気がする・・・。 ■「オルフィーナ」は、相変わらずの大河ドラマですね。まだまだ緩急の「緩」の前半あたりですので、ゆっくり楽しませて貰います。 ■「クロノ・クルセイド」は、またまた新しい話なんですけど、何でこうこの人は、脇役の使い方が上手なんでしょうか（笑）。主人公達の性格もしっかりしてますが、何といっても毎回出てくるゲストキャラが、魅力的に描かれてるような気がします。敵も味方も・・・。しかも伏線しっかり張ってて、ドキドキさせるし、迫力アルし。 ■「RANTO★魔承伝」、プロローグ的なドラマのそろそろ盛り上がりどころです。このあたりの構成のそつなさは、やはり原作者の得意なところか。はたまた、奥田ひとし氏の手慣れた技か・・・。 ■武林武士氏の「斬!! BLADE」。ちょっと前後編の前編に、かなりゴッチャにいろいろ押し込んだ感じはありますね〜。しかし、ゴチャゴチャ盛り込んである割に、案外しっかりまとまっていたりもします。後半読まないと、ちょっと判断難しいっす。 ■「モンスター・コレクション」は・・・一難去って、また一難どころか一気に絶体絶命！さらにはラストは救いがないぞ！ どーするチャンバラトリオ！（違う！） かなりサドっ気が強くなってきた感じがします・・・。逆転はあるのか？？ ■「サイレントメビウス」は、まあ５年後を描いた短編です。恐らく、12巻の巻末を飾る、静かなエピローグという感じになるんでしょうね。 ■「それゆけ！ 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ」は最終回。しかし・・・。ちょっと時系列がよくわからない終わり方になっちゃっているような何というか・・・。 ■「DTエイトロン」は、絵柄はともかく、コマ割りや全体のストーリーの流れは、初期に比べるとかなりスムーズになってきました。ストーリーどうこうよりも、「この人どのくらい延びるのかな？」という方に、ちょっと目がいってしまうのはナゼ?? まだまだ完成してないからこそ、何となく化けそうな気もしないでないし、う〜ん・・・。 ■「天地無用」は、いきなり大ピンチになりそうな気配。もうちょい長引くエピソードかと思ったんですけど、そうでもないようですね。あと２〜３回くらいでこのエピソードは終わりかな？ ■「FARCE! ちゃん」シリーズがまた始まって、本編はしばらくお休み。唯一のよく考えたらギャグ系の作品かも。貴重か？？（いや、もう１編くらい欲しい・・・）。 ■KAZUMI氏の、「新旧魔法大作戦」は、ちょっと大味という気もしないでない。絵は結構巧いと思うんですけど、なんか違和感というか、ゴチャゴチャっとした感じが否めないんですね。多分、全てのコマにかなり描き込みをしているんですが、その為にコマとコマとの境界線がハッキリしなくなって（多分、”背景”を見せゴマで細かく描きすぎているせい）、コマの間でスケールが変わっているのに、それが自然に頭の中で繋がらない、その繋がりがかなりギクシャクしていて違和感を感じる気がするんです。御本人、コマ割りにかなりの注力していると思うんですけど（見る限り）、ちょっと力みすぎて、目論見が失敗しているみたいです。ページが限られていたこともあるんでしょうけど、コマとコマとがもう少しスムーズに繋がったら、面白い作品になるんじゃないでしょか。 ■「メイズ爆裂時空」・・・。白いっす。なんか、KAZUMI氏の描き込みを見たあとで読むと、いっそう白く感じてしまうのは、私だけでしょうか・・・。案外サラッと読めちゃうあたりは、やはり手慣れたモノだとは思うんですけど、アシスタントさんに恵まれていないのでしょうか・・・（というか、多分アシスタントさんナシでやってるに近い気がするんですが、大丈夫かな？）。 ■■■なんかちょっとＨ系に振ろうかという感じの、来月以降の新連載ラインアップを見ると、正直言うと不安になっちゃうところもあるんですが、倉上氏なんかは、結構頑張ってくれそうな気がしますし、大森氏の魔法モノ、さらに伊藤洋行氏のも魔物系ですんで、このあたりの冒険ファンタジーあたりで、頑張って欲しいところ。 |
