コミックドラゴン 2000年03月号
| ------------------------------------------------------------ コミックドラゴン 2000年03月号 （2月9日発売） 富士見書房(650円) ------------------------------------------------------------ |
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| 作者名 | 作品名 | 備考 |
| 大森葵 | PHANTOM WIZARD | |
| いのうえ空 | リアルバウトハイスクール | 雑賀礼史原作 |
| 森山大輔 | クロノクルセイド | |
| 紗夢猫 | FARCE！明智博士冒険記 | |
| 奥田ひとし | 陰陽探偵少女遊RANTO☆魔承録 | あかほりさとる原作 |
| OKAMA | CAT'S WORLD | |
| 館尾冽 | フルメタル・パニック | 原作：賀東招二 |
| 伊藤勢 | ドラゴンロアーズ | 読み切り |
| 藤井智 | 神宣人 ＭＵＲＯＵ | 新人コミック大賞佳作 |
| 奥田ひとし | 天地無用！魎皇鬼 | |
| 倉上淳士 | ハグアル 〜翼持つ王〜 | |
| [今号休載] |
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| 花屋敷ぼたん | X.Y.Z 〜仮想空間のパンドラ〜 | |
| 伊藤洋行 | クオーター・ゼロ | ？？？？ |
| [次号掲載予定] |
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| リョフタロ | みたかんじＣＵＢＥ | 新人コミック大賞準入選 |
[次号新連載] |
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| 加崎義彦 | ブルージェンダー | ＡＩＣ：原作 |
| C-SHOW | たべごろ Sweet ぱ〜ら〜 | 寺田とものり：原作 |
| ■今回は、やはり「ドラゴンロアーズ」でワラかされました。とともに、何の予告もなく、伊藤洋行の「クォーター・ゼロ」は休載。というか・・・・「X.Y.Z」に休載のお知らせがあるのに、これに無いというか、どこにも見あたらない（もちろん次号にも）というのは、どんなもんか・・・（やはり先月の予想通り・・・？） なんか複雑・・・。 ■ちなみに、どっかの雑誌の真似なのか、全部ではありませんけど、連載ものには丁寧に「あらすじ」ページがあったりします。まあ、いい部分は真似した方がいいので、これはこれでいいかと（特に「ドラゴンロアーズ」は知らない人の方が多いだろうし）。 ■「PHANTOM WIZARD」 やはり単行本が角川からも出るようです。描き足しはあるのかな？（というか、この機会に是非とも４巻を・・・というのは無理か）。そのあたりの解説はありますが、緩急の”緩”かと思っていたら、いきなり＜急＞に急展開。ちょっと展開が物足りなかっただけに、これは面白くなりそう。じっくり描いて下さい。本腰入れて・・・。 ■「リアルバウトハイスクール」 う〜ん、正直言って急な展開というか、思わせぶりすぎかな〜。やはり何というか、焦点がどこにあるのか、私はわかってないんでしょうか（汗）。 ■「クロノクルセイド」 あの事件から、こう引いてきましたか・・・。いやまあ、ちょっと意外な展開とともに、一体どういうことになるのか、こりゃ見物というか、「真打ち登場」なわけですから、これはもう面白くなってきそう・・・。 ■「FARCE！明智博士冒険記 」 久々の本編ですが、なんかいきなり現れた３人兄弟が、なかなかいい味だしています・・・。 しかし、哲学だなぁ・・・。 ■「陰陽探偵少女遊RANTO☆魔承録」 どこまでエスカレートするのかわからない（？）戦いも、やっとの事でここで終止符。次号からは新展開とのこと。 ■「CAT'S WORLD」 ＣＧなのはいいんですけど、ちょっと絵が荒れてきたような気がするのは、気のせいでしょうか？ 展開のスピーディーさと、SFな雰囲気は存分に出ていますので、それだけでも結構満足ではあるんですけど、も少し丁寧な絵も（といっても、これだけの密度の物語を、この尺の中に押し込めてるんですから、これはこれで凄いけど。単行本化するときには、これＢ６になったらキツイなー）。 ■「フルメタル・パニック」 初回は「掴みはO.Kだけど・・・」と、保留しましたが、今回のを見て「うん、いけるじゃん」といった感じを受けました。主人公はとりあえずこの女性ということで、二人の関係と周囲の関係が、結構ハッキリしてきたんで、これからドタバタコメディーとして、楽しめそうな雰囲気。 ■「ドラゴンロアーズ」 なんかもう、これだけでもいい・・・。あの怒号の「掟破りな」定石無視娘の、マイペース・・・という表現では、とても表現できない、ドンチャン騒ぎで御座います。これは電車の中で読んではいけない・・・。 ああ、やっぱこのノリはいい！（というか、これこそ持ち味・・・。シリアスもいいけど）。 ■「神宣人 ＭＵＲＯＵ」 新人賞佳作ということで。絵はほぼ完成していますね。この方は。こういう骨っぽいキャラクター、受けるのかどうかはちょっと解らないんですが・・・。絵が完成している割りには、動きの描写に関してはちょっとあまり上手とは言えない感じがしましたが・・・。コマ割りとかは、結構工夫してあって、その割りに読みやすくていい感じです（奇抜なだけではいけませんからね）。オチへ割くページが、ちょっと足りなかったというか、擬人化して描いてたのかな〜というところは、好みの分かれるところですけど・・・。絵柄が完成している分、動きとかは練習すれば、いくらでもどうにもなると思うので、さて、どうなるか。今回のは・・・やっぱ佳作かもしれませんけど（汗）。 ■「天地無用！魎皇鬼」 なんか、かなり佳境な展開になってきているような気がしますが・・・。もうちょっと読んでいたい気もするんですけど、そろそろ決着を付ける、というところでしょうか？ ■「倉上淳士 ハグアル 〜翼持つ王〜」 これにておしまい。最後に種明かしはありました。人間の形から、ああいう風に成長するのなら、もう少し見せ方もあったような気もするんですが（最終形態になるのを嫌がるとか。そもそも、女性型がないような気が？）、まあ、今さら言っても仕方のないところ。今ひとつ、いや非常に中途半端な終わり方になってしまいました。まあ、この場合御本人が一番悔しいとは思いますが・・・。予定していた尺で終われなかったわけですから・・・。 ■■■ 今回は「オルフィーナ」も載っていませんし、ちょっと寂し目な号でもありますけど、「クロノクルセイド」と、「ファントム・ウィザード」に、”看板連載”の風格が結構出てきたような気がします。「CAT'S WORＬD」が、私は面白いんですけど、この雑誌の読者にどう受け入れられているのか、そこがちょっと興味あるというか、心配はあるところ。そんな中での、前触れはあったものの、突然の伊藤洋行の休載というか、打ち切り・・・。 次号から新連載の「たべごろ Sweet ぱ〜ら〜」は、完全な「Ｈ系ラブコメ路線」という雰囲気ですし、どうもそういう方向性を模索しているようですが・・・（けど、これは絵柄的に、好きになれそうですけど）。ハードなSFファンタジーと、ラブコメ的な路線、「明智博士」の良心的漫画、そしてギャグの「モンコレ（爆）」。 まあ、ラインナップは悪くない気もしますけど、箸休め的な四コマとか、短いギャグはなくてもいいのかな？？ それ以上に、やっぱ「学園ラブコメ」路線は堅持なのかな・・・。今ひとつ、読者層の分裂を招くだけのような気がするんですが・・・。 |
