コミックドラゴン 2000年04月号
| ------------------------------------------------------------ コミックドラゴン 2000年04月号 （3月9日発売） 富士見書房(650円) ------------------------------------------------------------ |
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| 作者名 | 作品名 | 備考 |
| 館尾冽 | フルメタル・パニック | 原作：賀東招二 |
| 森山大輔 | クロノクルセイド | |
| いのうえ空 | リアルバウトハイスクール | 原作：雑賀礼史 |
| 天王寺きつね | オルフィーナ | |
| 奥田ひとし | 陰陽探偵少女遊RANTO☆魔承録 | あかほりさとる原作 |
| C-SHOW | たべごろSWEET ぱ〜ら〜 | 原作：寺田もとのり |
| 加崎善彦 | ブルージェンダー | 原作：ＡＩＣ |
| 伊藤勢 | モンスターコレクション | |
| 紗夢猫 | FARCE！明智博士冒険記 | |
| OKAMA | CAT'S WORLD | |
| リョフタロ | みたかんじCUBE | 新人コミック大賞入選 |
| 花屋敷ぼたん | X.Y.Z 〜仮想空間のパンドラ〜 | |
| 阿部忍 | U.M.A 〜レイク・プラシッド〜 | 読み切り |
| 速水螺旋人 | 好教授的Ｅｑｕａｔｉｏｎ | |
| 奥田ひとし | 天地無用！魎皇鬼 | |
| [今号休載] |
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| 大森葵 | PHANTOM WIZARD | |
| [次号掲載予定] |
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| 石田走 | ミステリ作家はなぜ裸で死んでいたのか（前編） | 原作：舞坂洸 |
[次号新連載] |
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| 角井陽一 | ペネストレーター | |
| 新井理恵 | タカハシ君優柔不断 | |
| ■■ さて。今回は大暮維人が表紙＆ピンナップ＆全員テレカとなっていますが、ちょっと感心しません。いや、非常に感心しません。全プレは２枚のうちの１枚を選んで、と言うことなんですけど、振込用紙が１枚。それと同じもの以外での応募は認めないというものです。一人１口とは書いて無くて、「１枚につき一点一口有効」になっています。 露骨すぎ。このテレカは欲しいという人は多いでしょう（ちょっとＨだし）。２枚とも。そうしたら雑誌を２冊買わないといけない勘定。で、実際に２冊買う人は出るでしょう。けど、そんな姑息な手段で売り上げ延ばしてどうするの？ まさに「オマケのシールが欲しくて、中のお菓子はゴミ箱に捨てる」みたいな、そんな事になりません？（２冊買って、両方をじっくり読む人なんているわけないでしょう。食べ物じゃないんだから）。 これは２枚セットで、という事にした方が、何倍もいいでしょう。少なくとも損は全くないし、欲しい人は片方だけ欲しいなんて人はいるわけないし（ほぼ断言出来るでしょう。要らない人はどちらも要りませんし）。 正直言って、既存の読者もこのシステム見たら、とても嫌気がさすと思いますが・・・。 もしかして、そこまでなりふり構っていられない状況なんでしょうか・・・？ ■「フルメタル・パニック」 正直、最初の頃に比べると、キャラの安定感が、安心に近い雰囲気になってきました。ある程度目的がハッキリしているだけに（と言っても謎ですが）、案外長く続く連載になるかも？ ■「クロノクルセイド」 全くタイプの違う新キャラの投入で、なかなか波瀾万丈な感じで・・・。ちょっとインフレ気味ですけど、とりあえずどういう風に話に絡んでくるのか、じっくり待ちましょう。 ■「リアルバウトハイスクール」 ショート・ショート。そこそこ楽しめますけど、う〜ん・・・。 ■「オルフィーナ」 やっと復帰したところで、おやおや？な展開。そーきますか。さて、新しい仲間が増えたということになるんでしょうか？ 次はオルフィーナがどう動くのか・・・？ ■「RANTO☆魔承録」 ちょっと２巻の冒頭で触れられていた、謎の病院少女のお話になるようですね。ちなみに、妙に多いキャラのうちの二人が、式神とやっとわかりました（汗）。そうしてみると、そう多くも無いとも言えますか・・・。 ■「たべごろSWEET ぱ〜ら〜」 新連載。なんか大きなビルのオーナーに見込まれて、とある女性だらけのビルに住まうことになった少年・・・。ただ・・・・・・・・。路線はもろに「らぶひな」（爆）。女性だらけのビルに、何だか知らないけど一緒に住まうことになった少年と、なんか魔法かけられたのか、ネズミになってるオーナー（このあたりの、奇妙な動物が出てくるあたりも、ちょっとなー・・・）。同居の理由が、かなり弱すぎるというのが、初っぱなからマイナスポイントなのも、ちょっと痛いです。これからの展開で、「真似ッコ」といわれないように挽回できるか・・・。これかなり意識してやらないと、駄目だと思うけど（かなり得意なシチュエーションかキャラを投入しないと）。 ■「ブルージェンダー」 SFものとしては、硬派な作りですが、線が太めというのが、懐古趣味かなというところがあるんですけど、メカがちょっと「弱い」というのが、致命的かもしれない・・・。こういう話だと（汗）。はっきり言って、SFは＜メカ＞。10年前なら通用するレベルだと思うんですけど、今このレベルだと、ちょっと辛いと思います。化ける可能性が無いとは言えないので、とりあえず静観でしょうか・・・。 ■「モンスターコレクション」 やっぱりお腹の中でしたか（笑）。結構話がシリアスな方に流れています。いきなり次回、ギャグでまた落とす可能性もありますけど（汗）。 ■「FARCE！明智博士冒険記」 ちょっとした話でも、こちらはなかなか味があります。ロボットの家出ですか。そして「ナゼ？」という問いの大切さを、はっと気づかせられました。う〜ん・・・。深い。 ■「CAT'S WORLD」 今回は一応番外編という位置づけ。いい感じで、元気に猫ミミ娘が活躍します。 明るめにまとまった感じですね。実は本編の方、元気いっぱいな感じがするものの、その影に何か暗いものも引っぱっているような気もしてるので、たまにこういう感じで明るさいっぱいにして貰えるといいんですが・・・。 ■「みたかんじCUBE」 主人公のアンドロイドが、なかなかいいキャラで、結構面白いんです。ただ、この主人公の個性が強烈すぎて、サブキャラを全部喰っちゃってるんですね（汗）。なんせサブキャラに印象的な人がいない（やられ役の熊頭も、大きさの割には喰われてしまってますし・・・）。この強烈なキャラを生かすためには、それに対抗できるくらいのキャラが必要ではないかと。けど、多分出来ると思いますよ。バランス感覚さえ持ってれば。 ■「X.Y.Z」 なんとなく、種明かしがだんだん進んできて、そこそこ親しみも持ててきました。どうも最初の頃の路線があまり気にくわなかったんですが（こらこら）、何をやってるのか、だんだん分かってくると、結構見られるようになってきたような・・・。 ■「U.M.A」 この手の映画とのタイアップ作品は、まあこういう雑誌なら合ってもいいかな、と言ったところですが。けど、もう少しページ数は割いてあげてもいいような・・・（まあ。シンプルなお話ではあるんですけど、これで「おしまい」はないですよね・・・？阿部さん）。ところで、目次では「阿部しのぶ」、本編の扉では「阿部忍」になってますが、どっちが正解なんでしょ？ ■「好教授的Ｅｑｕａｔｉｏｎ」 シリーズ５回目。結構コンスタントにのって嬉しいところですけど、今回はちょっと弱めかな〜。もっと羽目外してもいいような気がするんですが（と言うか、アレ粗大ゴミで出したら、清掃局の人はどうすんねん・・・。と、そこは触れないところがいいんですけど。この作品） ■「天地無用！魎皇鬼」 結構佳境に差し掛かってますが、結構最後が近いのかな、という気がします（というか、かなり傾向が違うとはいえ、１つの雑誌に２つの作品を掲載するのって・・・と言うか、良くやってられるなと感心したりして（汗））。 ■■ 次回からの新連載が、いきなり新井理恵とはビックリ（角井氏は「ヤマモト・ヨーコ」がありましたから、別にビックリすること無いんですが）。 けどまあ、方向性はハッキリしてきたということでしょう。新井理恵にラブコメやらせるということは・・・、あぁいう路線ですか・・・。う〜ん・・・。なんかちと心配だな（新井理恵はいいんですけど・・・）。 角井氏のはがっちりしたSFみたいなんで、特別好きな方ではないんですけど、あって貰わないと困るかも・・・と思うんで。ただ、看板にはなりにくいという気がちょっとしたりもしますが・・・。 |
