1999年度 マンガ BEST10！
年の瀬も押し迫りましたが、ここで本年度の「面白かった、良い作品（一応、単行本にここでは限定します）」のベスト投票をしてみたいと思います。
※単行本に限定するのは、ある意味「お薦め〜」となった作品を、読めなきゃ意味ないだろうという意味合いがあります。
けど、普通のベストでは、とりあえず、「サンプル数（投票数）」があれば、”売れたマンガ”の傾向が出る」というだけで終わってしまいます。また、そのアンケートの母集団によっても、大きく変わってしまいますし。 そういう企画は、雑誌とかにお任せしまして（毎年、いろいろな雑誌でやっていますし、売り上げのベストテンも、本屋さんや問屋さんで出るでしょうし）、ここでは「メジャーではないかもしれないけど、読んでみてほしい良い作品！」を選んでみようと思います。
もちろん、とても売れてるメジャーな作品でも構いませんが、そういう作品は＜宣伝なんかしなくても売れる＞本ですね。まあ、それでも入れていいんですけど・・・、 そういうのは、大手の雑誌さんとかにお任せしてもいいかなと思いますんで、「ちょっとマイナーかもしれない”いい”作品」を選んでみましょう。
＜投票方法＞
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★ とりあえず、WestRiverの 1999年度BESTセレクト ★
・木村紺 「神戸在住」 １巻 講談社
・富沢ひとし 「エイリアン９」 １巻 秋田書店
・宮尾岳 「並木橋通りアオバ自転車店」 １巻 少年画報社
・やまむらはじめ 「未来のゆくえ」 全１巻 少年画報社
・宇賀弘樹 「スタンダードブルー」 全１巻 少年画報社
・大石まさる 「空からこぼれた物語」 全１巻 少年画報社
・草野誼 「ガレージ・ママ」 全１巻 集英社
・こがわみさき 「でんせつの乙女」 全１巻 光文社
・ぢたま某 「まほろまてぃっく」 １巻 ワニブックス
・藤原カムイ 「カラーメイル」 全１巻 エニックス
（順不同）
とりあえず本年度は、その月の中で★★★印を付ける、という事をやってきました。けど、それはあくまで「その月の中での相対評価」であって、＜絶対評価＞ではありません（多少★が多い時もありましたが）。また、★★★（三ツ星）付けちゃった奴って、結構メジャーなのも多いんですよね（そうでもないか？？）。
というわけで、三ツ星からも選ぶ事にはなりましたが、できる限り＜二つ星＞の中から選ぶようにしてみました（笑）。
結構、アクション系も好きなんですが、そうやって選んでいくと、上記のような＜おとなしい＞セレクトになってしまった・・・（汗）。大好きな「クロノクルセイド」が漏れてしまった・・・（汗）。「モンコレ」はギャグだからいいとして（こらこら）。
どちらかというと、＜自然＞とか、＜自然体＞とか、そういう感じを上手に描写した作品をセレクトした感じになってますね（「エイリアン９」は、ちと違うけど。これは＜SFとして＞という部分も大きいですね〜。あと、物語の意外性とか）。
総じて、個人的には「なかなか感性にうったえかける」ような、自然描写、心理描写とも雰囲気のいい作品が、後半にどどっと来た、という感じであります。
| 作者別 INDEX (1999) |
